テープカットする4人のオーナー 1987年8月2日(日曜日)の進水式の写真です。

創設時のオーナーメンバーは左より田辺速夫、山本昇、久野光洋、射手矢健造の4人でした。

当時は未だバブルの時代で、「葉山マリーナ」への新規の係留は不可能と言われていましたが、ヨットオーナーになりたいと言う熱意と、葉山マリーナからヨットを購入することにより艇置を実現しました。
シャンペンを描ける4人のオーナー 進水式にはテープカットをして、シャンパンを割って・・・・・・なんて言う光景は皆知っていたはずですが、ここに集ったオーナーは誰一人としてそんな準備をして来ませんでした。全てマリーナが段取り、用意してくれました。

今回公開できたこれらの写真も、僕の記憶によれば、ヨット購入先の西武百貨店の誰かが撮ってくれたものです。
シャンペンをかける射手矢君 葉山マリーナは元々、味の素が設立した会社でしたが、当時はセゾングループのホテル・レジャー・不動産分野の基幹会社であった「西洋環境開発」が経営しており、当然、西武百貨店とも深い関係にありました。周囲は山本がこのコネを使って名門「葉山マリーナ」に強引に艇置きさせたと想像したようですが、実際には到って正攻法で、熱意と粘りで実現したのです。

その後、ご存知のように西洋環境開発は多額負債に拠り清算会社となり、現在、葉山マリーナはセゾングループはから完全に離れ、京浜急行電鉄が経営しています。
初代「「SUN RISE」」 型名:YAMAHA My Lady I/B
船長:25ft.(約7.5メートル)
動力:インボード1GMエンジン
人員:8人乗り

1987年、則、この年にヤマハが発売したニューモデルです。バブルの勢いに乗ってヤマハ艇としては良く売れた大衆艇です。8人乗り。これから、約10年間お世話になることになりました。
真剣な表情のオーナー達 いよいよ、初めてのセーリングとなりました。オーナー揃って皆、真剣な顔をして操船していますが、実際には写真に写っていない助っ人が動かしています。この時点では、オーナーメンバーには小型船舶免許を取得している者は1人もおらず、自分達だけではヨットを出せない状況でした。
助っ人の小田君 この日の助っ人の1人の小田君です。彼は、その後「SUN RISE YACHT CLUB」に入会し、「My Lady Cup」や「大島クルージング」では素人集団の中の指導者的存在でした。
若き日の小田君です 往年の小田君です。当時は西武百貨店のスポーツ館に勤務していました。現在の会員の吉田君と共にこの後、レースやクルージングでは大変お世話になりました。
のんびりと相模湾のセーリングを楽しみました。
この写真もそうですが、この日の写真は傾いたものが多かったので、水平線でトリミングしました。従って隅がカットされたものが何枚か出てしまいました。海面を見ると、そこそこ波が出ていますから、軽風くらいだったのでしょうか。
久野兄弟 久野兄弟。左が兄の光洋。舵を取っているのが弟さん。
この日の全員 写真を撮ってくれた人と久野夫人をを除いてこの日の進水式に参加した全員だったと思います。後ろに見えるのは江ノ島です。


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