2002年爽秋・房総勝山クルージング
2002年10月19日(土)〜20日(日)

    
  久し振りに房総の勝山に行くことにした。今回のメンバーは山本の住むサンシティーのテニス部のメンバーと、最近「SUN RISEU」に乗り始めた新人の計6名。何れも初心者なので、スキッパーの私、山本は内心不安もあったが、天気の安定している時期であったし、クルージングには不可欠の技術であるセールチェンジとリーフだけは練習を積んだので実行した。天気予報は当初晴れだったが、間際になって曇り、雨に変わったものの、実際には帰港するまで一度も雨らしい雨には遭わず幸いであった。又、定宿の紀伊乃国屋は以前の海辺の民宿を「お宿ひるた」に改築したと言うので試しに泊まってみたが、この近辺隋一と思われる洒落た旅館に変貌し、料理も昔の良さを残してくれていたので、参加者全員の好評を得たものと思う。

10月19日(土曜日) 曇り時々薄日。葉山マリーナ〜保田港。
 9:00 マリーナ集合
10:00 出港。風力1程度だったので機走で出発。城ヶ島近くでセールアップ。フルメイン+NO1ジブ
12:00 城ヶ島の南方で浅利夫人差し入れの弁当で昼食。視界4〜5海里で房総半島は見えず。
14:00 東京湾横断して勝山の正面に出る。少し上りに入るのでNO3ジブにセールチェンジ。
14:30 保田港入港
15:30 「お宿 ひるた」にチェックイン
18:00 夕食
10月20日(日曜日) 曇り時々薄日。保田港〜葉山マリーナ。
8:30 保田港出港。風力4〜5の北東の風。メインセール1ポイントリーフ+NO3ジブ。
11:00 三崎港入港。フィッシャーマンズワーフで買い物と昼食。
12:30 三崎港出港。風力4〜5の北東の風。メインセール1ポイントリーフ+NO3ジブ。
15:00 葉山マリーナ帰港。
               


葉山⇔勝山の地図

コックピットで*只、浅利、小川 出港直後は風が無く、城ヶ島近くまでは機走で行きました。従ってセールは未だ、ブームに縛ったままです。天気曇り。海面は見ての通りたらんとした表情で、殆ど風無は在りませんでした。

しかし、城ヶ島を過ぎ東京湾の横断に入ったからは15ノット位のしっかり風になり、快調なペースで保田港に到着しました。、

クルーは左より多田、浅利、小川。この日のクルージングに備えセールチェンジとリーフだけは十分に特訓しました。


小川夫人(左)と山本夫人です。

城ヶ島近くで風が出てきましたのでセールアップしました。

ケンケンを流していたので船尾後方に白波が立っているが、釣果はゼロ。どういうわけか、これまで東京湾横断で魚が掛かったことは一度もありません。鴎が掛かって針を外すのに突かれて大変だったことはあります。

スターンに立っているのは10月から入会した多田さん。ここに立っているのは写真のためではなく、船酔い対策の為だそうです。

保田港の岸壁にて 保田港到着後の岸壁での記念写真です。

以前は勝山港に係留できたのですが、最近は外来艇を迎えてくれません。代わりに勝山港の少し北にある保田港が外来の受け入れに積極的です。写真では良く分かりませんが、右手に見えるのが「SUN RISEU」で、外来艇用のポンツーンに係留しています。左手のマストも外来艇で、合計3本のポンツーがありますので、10艇位は十分に大丈夫です。只、最近は人気のスポットですので、事前に繋留の予約をしておいた方が安全です。

お宿「ひるた」のダイニング 「お宿 ひるた」は客室が6部屋の小さな旅館ですが、大人向けの海浜の隠れ宿と言う感じでした。

左は一階の食事処で、これから夕食が始まるところです。写真でも豪勢に写っていますが、実際も素晴らしい内容でした。これからの二時間長、次に何が出てくるのか期待しながら会話が弾み、箸と口の休まる暇はありませんでした。

写真は今回の参加者全員です。
両手に花の浅利さん 両隣を綺麗どころに挟まれて、真ん中が浅利さんです。

お宿「ひるた」では女性には洒落た浴衣を用意しています。両夫人が着ている浴衣も特に持参したものではありません。

又、写真には取りませんでしたが風呂も中々凝っており、檜風呂、甕風呂、露天風呂と3つあります。全て貸し切り制です。ゆっくりと、のんびりと楽しめます。
多田さんと小川さん 多田さんと小川さん。

ガラス障子を通して庭の石灯篭が見えたりして、中々風情のある部屋であることがご想像いただけるかと思います。


鮑の鍋焼き 鮑のバター焼きです。
サイズは小さいのですが、味は中々でした。鮑の保田から勝山に向かう途中に良い磯があるのですが、そこで採れるのだそうです。


ご馳走を楽しむ山本夫人 眼の前には料理が所狭しと並んで、ひたすら箸を動かしています。こんなには食べきれるのかと思うほどの量でしたが、終わってみれば何も残していませんでした。兎も角今回の参加者は一人残らず健啖家揃いでした。



ご馳走を楽しむ小川夫人 帆立貝の朴葉焼きだったと思います。



伊勢海老を見つめる山本夫人 伊勢海老の刺身です。
先ほどの鮑と同じ場所で採れるのだそうです。もっと大きければ良いのにと内心思っているのでしょうか。



多田さん 多田さんです。
軽い船酔いだったようですが、食事の時は復活していました。写真写りの通りの方ですが、お幾つだと思いますか。何と昭和5年(1970)生まれだそうです。免許証を見せて頂きましたので間違いありません。72歳でこの若さ、この元気さ。一同、皆、多田先輩のようにありたいと思いました。


鮪の兜を確かめる これはマグロの兜焼きを見ているところです。初めての人には見てびっくり。珍しいことでしょう。


鮪兜の解体 少々グロテスクですが、マグロの兜焼きです。眼の回りのゼラチン質、額とか頬の辺りに肉がたっぷり付いていて、食べごたえがあります。宴後半に出てきましたが、これも綺麗に平らげました。


岸壁の両夫人 三崎港のフィッシャーマンズワーフ前の岸壁です。男性陣は咲乃屋へ葱トロ丼を、女性陣はコンビニで簡単に済ませました。


岸壁の両夫人に多田さん 皆一様にのんびりと昼食休憩をとってしていました。

12:30。いよいよ最後のレグに入りました。15〜20ノット近くの北東からの風がしっかりと吹いていました。1ポイントリーフにNO3ジブ。大人6人が風上側にハイクアウトして丁度ヒールを殺せる風の強さでした。只、波が高くなかったので余り叩かれること無く、又、飛沫を浴びませんでしたので、皆さんにはヨットらしいセーリングを楽しんでもらったものと思います。

15:00 無事葉山マリーナに帰港しました。
                        

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