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ニュージーランド全図 |
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ニューニーランドのミルフォードサウンドは、機会があったら一度は訪れてみたい場所。数年前より、漠然とこのように思っていましたが、ここに来て、その夢もいよいよ具現化してきました。
ミルフォードサウンドは、ニュージーランドの南西部の海岸線に位置しています。この辺りの海岸線は内陸奥深くまで切れ込み、両岸をすさまじい絶壁に囲まれた、いわゆるフィヨルドが形成され、フィヨルドランドと呼ばれる国立公園です。
このフィヨルドランド国立公園の北部にあるのがミルフォードサウンドで、比較的容易に近づける為、有名な景勝地となっています。
その中でもトレッカーに人気のあるのが、ミルフォード・トレックで、グレイド・ハウス(Glade
House)からマイターピークロッジ(Mitre Peak Lodge)までの全長54kmを、4日間かけて歩くトレッキングコースです。 |
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このルートの日程は以下のように決まっています。(理由は後述します。)
■第1日目
クイーンズタウンからテ・アナウ ダウンズまでバスで約3時間半。ここからグレイドハウスの波止場までボートで約1時間程。ここから徒歩1.6kmでグレイドハウス着(グレードハウス泊)
■第2日目
グレイドハウスからポンポローナロッジまで約16kmを5〜7時間かけて歩きます。(ポンポローナロッジ泊)
■第3日目
ポンポローナロッジからクインティンロッジまでの約15kmを6〜8時間かけて歩きます。途中、標高1073mのマッキノン峠を越えます。(クインティンロッジ泊)
■第4日目
クインティンロッジからサンドフライポイントまでの約21kmを6〜8時間かけて歩きます。サンドフライポイントからマイターピークロッジまではボートで移動します。(マイターピークロッジ泊)
■第5日目
マイターピークロッジからミルフォード・サウンドまでボートでクルーズ、ここからバスでクイーンズタウンに戻ります。 |
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ミルフォード・トラック |
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このミルフォード・トラックのコースは一方通行で、1日あたりの入山者数が制限されています。寝袋&食事持参のインデペンデント・トランパーが40名、ガイド&食事付きのトランパーが40名の計80名のみが1日に入山できる人数です。また、途中のロッジで連泊することは許されず、毎日、予定通り、先に進まなければなりません。だから、最初から最後まで同じ顔ぶれと付き合うことになり、トレッカー間の交流も深まります。宿は完全予約制ですので、ふらっといっても入山できません。
人気のあるコースですので、世界中からトレッカーが訪れます。入山の予約は2007年4月に行いましたが、ほぼ1年前の予約であるにも関わらず、既に希望日程もままならない程の予約が入っていました。 |
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ミルフォードサウンド一帯は、NZの中でも降雨量の多いことで有名です。年間の平均雨量は6000mmを超え、年間降雨日数も180日とのこと。5日間のトレックで半分は雨になる計算です。中には5日間ズ〜っと雨で、景色が全く見られなかったという人もいます。
この辺りは運を天に任せるしかありません。天候はあまり期待せずに、雨対策だけは万全にしていくつもりです。 |
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