屋久島ツアー
(宮之浦岳登山&縄文杉トレッキング)
2004年9月3日〜8日
その4
◆ 9月6日 台風の為、島内停滞 ◆
#33 いなか浜の海岸(送陽亭の敷地内から撮影)
 前夜、台風18号が奄美諸島に接近していることを知り、これは帰れないのでは? と心配していました。

 とりあえず、朝、空港に足を運び、様子をみます。午前中の便は出ましたが、午後からの便はすべて欠航との決定がでてしまいました。我々の予約していたのは夕方の便ですので、これで、今日帰ることはできなくなりました。

 まいったな〜、という気持ちと、もう1日屋久島を楽しめるという気持ちが入り交じり、何か複雑な心境でした。
#34 白谷雲水峡
 島ですので、帰る足を失った以上、開き直って楽しむしかありません(爆)。

 島の北部、永田地区まで足を運び、送陽亭やいなか浜を見物しました。

 その後、予定通り、強風吹き荒れる中、白谷雲水峡に行き、雨の中、映画「もののけ姫」の舞台にもなった森を散策しました。
#35 白谷雲水峡
 薄暗い為、三脚がないとうまく撮影できませんでした。(反省)
#36 白谷雲水峡
◆ 9月7日 台風の為、島内停滞 ◆
#37 安房にて
 私(渡辺)と今井さんの二人は、朝3時半に起床し、台風接近で暴風雨の中、レンタカーで空港に向かいました。帰りのチケットの整理券をいち早く入手する為です。

 まだ夜明け前ですので、辺りは真っ暗でしたが、空港ビルの入り口には既に10人ほどの人だかりがありました。聞けば、整理券をもらう為、並んでいるとのこと。

 暴風雨の中、外で雨合羽を来て、雨風に耐えながらジッと座っています。少し異様な光景でしたが、並ばないと我々も早い便で帰ることができません。
#38 尾之間温泉
 今井さんと二人で交代して並びました。3時間ほどして、我々の惨めな姿に耐えかねたのか、1時間も早く空港ビルが開き、中で待つことができました。

 最終的に入手した整理券は66番〜70番です。まずまずでしょう。聞けば、帰りを待つ対象者は島内に1000人程いたそうです。

 
#39 尾之間温泉
入口脇にある足湯でリラックス中
 整理券を入手した後、皆で尾之間温泉に行きました。素朴で質素な温泉です。

 15時頃、宿に戻った所、夕方、飛行機が飛びそうだとの情報を得た為、あわてて宿をチェックアウトし、空港に急ぎました。

 小さな空港は、帰る予定の観光客でごった返していました。18時頃まで空港で待つが、結局、機材の調達ができないということで、飛行機は飛ばず、我々は再びレンタカーを借り、同じ宿に向かうことになった。予定外の屋久島5泊目である。 
#40 この日は「ふるさと」で夕食
◆ 9月8日 帰りの日 ◆
#41 朝早くから春田浜海水浴場で泳いだ(山本&渡辺)
(泳いでいるのは山本さん)
 前夜に台風も去り、朝から太陽が顔を見せていた。今日こそは帰れるぞ〜と、朝早起きして朝食前に、近くの春田浜に遊びに行った。

 僕と山本さんは、湾内の波のない場所で屋久島初泳ぎをする。少しヒンヤリしていたけど、気持ちよかったです。
#42 5泊もお世話になった民宿「杉の里」と番犬「ゴン」
 予定外の連泊を受け入れてくれた宿の皆さんにお礼を言い、8時には空港に到着した。レンタカーを返却し、あとは飛行機の到着をまつばかり。
#43 屋久島空港にて
背後にうっすら見える山並みが宮之浦岳
 第1便には乗れなかったものの、第2便に乗ることができた。これで帰れるぞ〜。

 帰る日になって、初めて見る晴天だ。何とも皮肉なものだ。

 我々は唯一の国産機であるYS11に乗り込み帰路についた。
#44 帰りは64人乗りのYS11でした
◆◆ 編集後記 ◆◆
台風18号の接近で、予定外の2日間、島内停滞を余儀なくされましたが、計画した行動はすべて実行することができました。今度、機会がありましたら、是非、晴天のもとでの屋久島を味わってみたいものです。参加の皆さん、お疲れ様でした。
渡辺記
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